てここしー (三重の方言)
こまごましたことを器用にこなす。 あんたはなんでもてここしーしなはるで(あんたは何でも器用にしなさるから)
てご (岡山の方言)
手伝い。手助け。 あんたー、ちょっとてごーして(あなた、ちょっと手伝って)
〜なはれ (大阪の方言)
〜なさい。 あんたらもうええかげんにしなはれや(あなた方、もういい加減にしなさいよ)
なんのあーた (福岡の方言)
どういたしまして。 「えずーご念のいりまして」(大変細やかななさりかたで)「なんのあーた」(どういたしまして)感謝辞をおし戻すことば。東部では「なんがあんた」。
はつめーな (石川の方言)
聡明な。利口な。 あんたさんに似て、はつめーな子になってやわいね(あなたに似て利口な子になるよ)
〜ばし (熊本の方言)
〜なんか。 あたにばし言(い)よんね(あんたになんか言ってはいない)強調。「ばし」は仮定条件・反語文・疑問文・推量文の中で用いられる。
ひどい (石川の方言)
つらい。苦しい。 あんたの食べ方、見とったら、ひどーなってきた(お前の食べ方を見ていたら、つらくなってきた)
へらこい (香川の方言)
ずるい。 あんたー、へらこー(あなたはずるい)
もえ (宮崎の方言)
共同でする、寄合。 こんどのもえはあんたげでやろかいね(こんどの寄合はあなたの家でやりましょうか)
よめくさん (佐賀の方言)
お嫁さん。 よかよめくさんばよーだなたー。もーこいであんたも安心したろーだ(よいお嫁さんをもらったねえ。もうこれであなたも安心したろうね)