きまぐ (青森の方言)
腹を立てる。怒る。 そうきまぐもんでねぞ(そんなに腹を立てるもんじゃないぞ)南部では「きもやぐ」。
きまる (山形の方言)
終わる。 いねがりやっときまった(稲刈りがやっと終わった)
きみ (岩手の方言)
とうもろこし(玉蜀黍)。 こいず、うまきみだがら、くえねぞ(これは馬飼料のとうもろこしなので、食べられないよ)
きみじん (愛知の方言)
清潔好きなきちんとした女性。 きみじんだで、きちんとやらしたな(きちんとした人だから、〈仕事を〉きっちりとなさったね)
きめっこ (福島の方言)
拗ねる。 この子は、ちょっとしたことですぐきめっこする(この子は、ちょっとしたことですぐ拗ねる)
きめる (岐阜の方言)
捕らえる。 おめーさん、なかなかきめるの、うめーなも(あなたは、とても捕らえるのが、上手ですね)
きもえる (千葉の方言)
腹を立てる。 まだ来ねーのか、きもえんなー(まだ来ないのか、腹立つなあ)
きもびしい (長野の方言)
じれったいほど手がかかる。 種えり分けるのは、きもびしい(種を選り分ける仕事は、辛抱がいる)
きもやぐ (青森の方言)
腹を立てる。怒る。 そうきもやぐもんでねぞ(そんなに腹を立てるもんじゃないぞ)津軽では「きまぐ」。
きもやげる (秋田の方言)
腹が立つ。 いづまでも待だへで、まんじ、きもやげる(いつまでも待たせて、なんと、腹が立つ)「きまげる」とも。「肝焼ける」から。