こずく (長野の方言)
手間を惜しまない働き。 こずくがある人だねえ(億劫がらずにこまめに働く人だ)
こずむ (熊本の方言)
うず高く積む。 本なこずんどくばかっでいっちょん読みゃせん(本はうず高く積んでおくばかりで少しも読みはしない)
こずむ・こぞむ (静岡の方言)
沈殿する。 搔きまーさんと砂糖ガ下のほうにこずんでるっしょ(搔き回さないと砂糖が下の方に沈殿しているでしょう)
〜こそ (三重の方言)
〜しか。 さけはたまにこそのまへん(酒はまれにしか飲まない)志摩では「〜より」「〜から」、伊賀では「〜はちゃ」。
こそしー (石川の方言)
くすぐったい。 そんなことしたら、こそガしーガいや(そんなことをしたら、くすぐったいよ)「こちょガしー」「こそばい」「こそばしー」「こちょばしー」などとも。動詞「くすぐる」は「こそガす」。
こそくる (静岡の方言)
繕う。 かギざきをこそくっといたよ(かぎ裂きを繕っておいたよ)
こそこそ (埼玉の方言)
こつこつ。少しずつ。 田植えの準備はうんとめーからこそこそしとくもんだ(田植えの準備はずっと前から少しずつしておくものだ)
こそばい (福井の方言)
くすぐったい。 ほんなとこなぶったら、こそばいゲの(そんなところをさわったら、くすぐったいよ)
こそばい (兵庫の方言)
くすぐったい。 そんなとこいろたらこそばいがい(そんな所を触ったらくすぐったいよ)但馬では「こそばいい」とも。
こそばす (大阪の方言)
くすぐる。 こそばいさかいあんまりこそばさんといてーや(くすぐったいからあまりくすぐらないでよ)