あしぶん(2) (沖縄の方言)
歌や踊りなどに興ずる。 うた さんしん っし あしばな(歌・三味線などして遊ぼう)
あずる (岡山の方言)
もがく。動き回る。 あずるばーしょーたら風邪引くが(動いて布団から出てばかりいたら風邪を引くよ)
あずる (広島の方言)
てこずる。あがく。難儀する。 近頃、着物めったにきんけー、着付けにあずってしもーた(近頃、着物をめったに着ないから着付けにてこずってしまった)
あずる (山口の方言)
手こずる。困る。 おやつばっかり食べよるけー、あの子にもあずったもんじゃねー(おやつばかり食べているから、あの子にも困ったものだね)
あずる (徳島の方言)
てこずる。 大きい弁当買うたら食べるんにあずったわ(大きい弁当を買ったら食べるのにてこずったわ)
いしこい (兵庫の方言)
ずるい。 おまえ、いしこいやっちゃなー(お前はずるいやつだね)
いっすんずり (大分の方言)
車のひどい渋滞。 別大国道は、いっつもいっすんずりじゃ(〈別府と大分を結ぶ〉別大国道はいつも大渋滞だ)「一寸ずつズル」の意。
うわめくる (福岡の方言)
ずるく怠ける。 うわめくるとが、じょーず(要領よくなまけるのがうまい)仕事をするようなふりをして人の目を盗んでなまけることをいう。
えすか (熊本の方言)
こわい。恐ろしい。 あすこん竹やぶは幽霊のずるげなけん、えすかばい(あそこの竹やぶは幽霊が出るそうだから、こわいよ)北部では「えずか」とも。
えずい (山口の方言)
頭がいい。ずるがしこい。 本当にえずい子じゃ(本当に頭がいい子だ)