とこねん (奈良の方言)
夕涼み用の台。 仕事をしもて、とこねんで食べるまっかはほんまおいしいなあ(仕事を終えて夕涼みの台に座って食べるマクワウリは本当に美味しいね)
〜とさいが (三重の方言)
〜と。 おひきゆーとさいがなー(おひき〈贈物の容器に入れて返す品〉というとねえ)「〜とさいご」とも。
〜とさい (滋賀の方言)
「〜としたら」の意味の条件句。 おこるとさいガ、もーはい、泣き立てよるんや(〜るとすぐに、もう早く、泣き立てやがるのだ)
としや (新潟の方言)
大晦日の晩。徐夜。 としやにはあじをくー(大晦日の晩には塩鮭を食べる)
とじぇねぁ (秋田の方言)
さびしい。退屈だ。 わらしだいねぁして、とじぇねぁなー(子どもたちがいなくてさびしいなあ)
とじぇん (宮城の方言)
淋しいさま。退屈なさま。 とじぇんだがらおぢゃのみにがえん(退屈なのでお茶でも飲みにいらっしゃい)
とじぇんこだ (岩手の方言)
寂しい。退屈だ。 しゴどねぁのも、とじぇんこなもんだな(仕事がないのも、退屈なものだねえ)
とじかる (静岡の方言)
絡まる。 糸ガとじかっちゃって凧ガあがらねー(糸が絡まっちゃって凧があがらない)
とぜなか (福岡の方言)
退屈だ。寂しい。 ひとりでとぜなかなー(一人でさびしいなあ)話し相手がいない場合など。「とぜんなか」とも。東部では「とぜんない」。
とぜんなか (熊本の方言)
さみしい。退屈だ。 最近なだっともおーとらんけん、とぜんなか(最近はだれにもあっていないので、さみしくて退屈だ)