とぜんね (鹿児島の方言)
さみしい。 とぜんねこっ、ごわしたなー(さみしいことでございましたね〈弔いの詞〉)古語の「徒然」に由来。
とちゅーはんぱ (北海道の方言)
中途半端。 とちゅーはんぱ(途中半端)でなく、ちゃんとやれ(中途半端でなく、ちゃんとやれ)
とっきょり (奈良の方言)
盆や正月などのハレの日。祭りなどの休日。 おかあちゃん、今日はえらいごっつおやな。とっきょりやさかいけ(お母さん今日はすごいご馳走だね。ハレの日だからか)「遊山の日」の意でも用いられる。
とっぱどする (千葉の方言)
失敗する。 とっぱどしっちゃった、堪忍してくれ(失敗してしまった許してくれ)
とつけむなか (福岡の方言)
とんでもない。 とつけむのー、たけーばな(とんでもなく高価なのよ)東部では「とつけもない」。
とつけむにゃー (熊本の方言)
とんでもない。 こん子はとつけむにゃーわるさばかっする(この子は、とんでもないわるさばかりする)
とつけもない (香川の方言)
とんでもない。 きゅーにとつけもないことゆーな(急にとんでもないことを言うな)「とっけもない」とも。
とつけもの (宮城の方言)
景品。 この茶箱、初売りのとつけものだ(この茶箱は初売りの景品だ)「とすけ」もしくは「とつけ」で「福引」や「くじ引きのくじ」、「とすけ屋」で「駄菓子屋」をいう。幸運にも得ることを表す「とっつける」から…
ととしか (佐賀の方言)
不器用。愚図。 あがんととしかもんなーこんにきにゃおらんばんたー(あんなに不器用な者はこのあたりにはいないですよ)
ととのわん (石川の方言)
理屈にあわない。間抜けな。 いつまでも、ととのわんことばっかゆーとらんと(いつまでも、理屈にあわないことばかり言っていないで)