ひこずる(2) (徳島の方言)
散らかす。 この部屋はえらいひこずっとんな(この部屋はかなり散らかっているね)
ふるあじき (秋田の方言)
なかなか寝ない子。 このふるあじぎ、はえぐねねぁば、鬼さらいに来るど(この「古小豆」、早く寝ないと、鬼がさらいに来るぞ)「古小豆」はなかなか「煮えない〈にえねぁ→ねねぁ〉」ことから。
ぶでねー (茨城の方言)
気の利かない様子。 こんどはえってきたやづは、ぶでねーな(今度入社してきたやつは、気が利かないな)
ほめく (大阪の方言)
〈湿気が多くて〉蒸す。火(ほ)照(て)る。 「今日はえらいほめきやなあ」(今日はたいへん蒸し暑いねえ)「ほんまによーほめくなー」(本当によく蒸すねえ)
ほーろぐ (茨城の方言)
払い落とす。 そどでほごりほーろえでがらながさはえれ(外で埃を払い落としてから家の中に入れ)
むねやま (奈良の方言)
畝傍山。 こっから見るむねやまはえろきれいやなあ(ここから見る畝傍山はすごく綺麗だねえ)
めめくる (栃木の方言)
芽差す。芽ぐむ。 春んなってめめくるのがはえー草は、もじぐさだんべー(春になって芽を出すのが早い草は、蓬(よもぎ)でしょう)