いくれてん (山形の方言)
いい加減。 あのやづは、いっつもいくれてんゲなこどばりいってる(あの奴は、いつもいい加減なことばかり言っている)
いんぴん (宮城の方言)
気難しいこと・人。 あのひとぁまだそったないんぴんばりかだってんのすかや(あの人はまたそんな気難しいことばかり言っているのですか)
おだづ (宮城の方言)
ふざける。騒ぐ。 おぼごどいっしょぇなっておだってばりいでてわがんね(子どもと一緒になってふざけてばかりいては駄目だ)
かだる(1) (山形の方言)
話す。 人のわるぐぢばりかだでいねで(人の悪口ばかりしゃべらないで)
かまどけぁす (秋田の方言)
破産する。 あっこの家のあんちゃ、遊んでばりいで、かまどけぁした(あそこの家の息子は、遊んでばかりいて、破産した)「かまけぁす」とも。「竈返す」から。
きばる (広島の方言)
励む。精を出す。がんばる。 朝とーから、きばりよるのー(朝早くから、精を出すねえ)
しぇぁっこ (秋田の方言)
おかず。 しぇぁっこばり食てねぁでままけ(おかずばかり食べていないでご飯を食べろ)県北部では「かでもの(糧物)」。
すいばり (山口の方言)
木の棘。 すいばりがささっちょらーね(棘が刺さっているよ)
すばり (島根の方言)
手足にささる刺(とげ)。 すばーがたって、いたーてかなわん(刺がささって、たいへん痛い)「すいばり」とも。植物の刺は「かたら」「いが」「いぎ」など。
そばり (広島の方言)
棘。とげ。 人指し指にそばりが、刺さって、いたしーのーや(人指し指に棘がささって煩わしいねえ)