ばさろ (熊本の方言)
大変。たくさん。 阿蘇にゃ一足はよとんぼんばさろ飛ぶごつなった(阿蘇には一足早くとんぼがたくさん飛ぶようになった)
〜ばし (熊本の方言)
〜なんか。 あたにばし言(い)よんね(あんたになんか言ってはいない)強調。「ばし」は仮定条件・反語文・疑問文・推量文の中で用いられる。
ばし (秋田の方言)
噓。 ばしこえでばりいる人だ(噓をついてばかりいる人だ)ばしまげるもんでねぁ(噓をつくもんじゃない)県北部では「じほ」。「噓をつく」は「じほこぐ」「じほまげる」。
〜ばしするごと (長崎の方言)
〜もしないくせに。 食いばしするごと、次から次こーてきておーじょすっ(食べもしないくせに、次から次へと買ってきて全く困ったものだ)非難する意味合いが強い。
ばたぐるう (長崎の方言)
苦しくて暴れる。 釣ったいよは、ばたぐるて死んでしもーた(釣った魚は、暴れて死んでしまった)
ばちかぶる (長崎の方言)
罰が当たる。責めを負う。 悪かことしたら、いんま、ばちかぶっとやっけん(悪事を働いたら、そのうちにきっと、罰が当たるんだから)
ばっかい (富山の方言)
始末。 年とって、雪のばっかいによわってのー(年を取ったもので、雪の始末に困ってねえ)
ばった (静岡の方言)
〈場所を〉確保した。押さえた。 この席ばった(この席押さえた)いーとこばっといていてくりょー(いい場所を取っておいてくれ)
ばったする (北海道の方言)
倒れる。倒産する。 あの会社、とうとうばったしたんだって(あの会社はとうとう倒産したんだってさ)
ばっち (福島の方言)
末っ子。 おらいのばっちは中学生だ(うちの末っ子は中学生だ)「ばっちこ」とも。