ゆいすいる (埼玉の方言)
言い負かす。言って諭す。 しゃくにさわったんでゆいすいてくれたんさ(しゃくにさわったので言い負かしてやったのさ)
ゆきおろし (新潟の方言)
降雪前の雷鳴。 ゆきおろしが鳴ったすけ、しーれもんが降ってくるろー(雪おろしの雷が鳴ったから、雪が降ってくるぞう)
ゆきしな (岐阜の方言)
行きがけ。 ゆきしなに、ちょぼっとけーもんしてってくれんか(行きがけに少し買い物をしていってくれませんか)
ゆきすかし (石川の方言)
雪かき。 さっき、ゆきすかししたガに、もうこんなに積もって(さっき雪かきをしたのに、もうこんなに積もって)
ゆきほり (新潟の方言)
屋根の雪おろし。 雪がごーぎ降ったすけゆきほりせんばね(雪がひどく降ったから屋根の雪おろしをしなければならない)
ゆきやけ (長野の方言)
霜焼け。 ゆきやけで、かゆい(霜焼けで、かゆい)
ゆきやけ (富山の方言)
やや重度の霜焼け。 このごろ、ゆきやけになるもんなあんまりおらん(このごろ霜焼けになる者はあまりいない)
ゆくしむぬいー (沖縄の方言)
噓。偽り。 あれー ちゃー ゆくしむぬいーびかー っしやー(あいつはいつも噓ばかり言っているね)「横し物言い」に対応する語。
ゆさり (新潟の方言)
夜。夕方。 ゆさりに来てくんなせー(夕方に来て下さい)「ゆーさり」から。
ゆたむぬいー (沖縄の方言)
信用できない言葉。 あれー ちゃー ゆたむぬいー すん(あいつはいつもでたらめなことを言う)「ユタ」は「巫女」のこと。