〜あす (三重の方言)
〜です。 きょうはまたえらいさぶあすなー(今日はまたひどく寒いですね)形容詞および形容詞型活用の語の語幹について丁寧の意を添える。
いぬる (三重の方言)
行く。帰る。 いぬるつもりでゆーたんや(帰るつもりで言ったんだ)
おむし (三重の方言)
お味噌。 このおむしゃじょーとだす(このお味噌は上等です)「醬油」を「おしたじ」と言う。
〜して (三重の方言)
〜よ〈文末詞〉。 せんどたことられてー。かなんして(たびたび高く買わされて。閉口よ)「そやてーそうなんだよ」とも。
たばる (三重の方言)
お供え物を下げる。 あれひとつたばっといで(あのお供えを一つ頂いておいで)「賜る」から。南勢・志摩では「ならう」とも。
〜てだーこ (三重の方言)
〜てください。 ちょっとこれあずかってだーこ(ちょっとこれを預かってください)「〜て下さい」という依頼を「〜て頂こう」で表す発想。
てれこ (三重の方言)
逆。あべこべ。 うえしたてれこになっとるわして(上下が逆になってるよ)
とびしゃり (三重の方言)
雨水などのとばしり。飛沫。 いっちょらやのにとらっくのとびしゃりにやられてさ(一張羅の服なのにトラックの水しぶきにやられてさ)
なぐさみ (三重の方言)
いたずら。冗談。 よーてよっさかいなぐさみしょんにゃさ(酔ってるからいたずらするんだよ)
ほっこりせん (三重の方言)
思わしくない。 えー、それがねっからほっこりしませんのやわ(ええ、一向に思わしくないんですのよ)「ほっこり」は「せん」という否定の形で行われることが多い。