あいべ (三重の方言)
歩け。行け。 いっしょにあいべ。えーなんかれー(いっしょに行こう。いいじゃないかい)
〜かれ (三重の方言)
〜か、おい。 はよこんかれ(早く来ないか、おい)呼びかけ、促しの文末詞。
〜てたもれ (三重の方言)
〜てください。 まーだいじにしてたもれまー(まあ大事にしてくださいよ、まあ)敬語。
ねー (三重の方言)
無い。 まあこのごろはくさやがねーよになった(まあこのごろはわら葺の家が無いようになった)ai 連母音同化の痕跡か、これがよく耳につく。
のー・んのー (三重の方言)
おまえ〈目下に〉。 のーもよーねーよったんじゃろ(おまえもよく寝たもんだったろう)「うぬ」の転化形。
もっぱ (三重の方言)
布を厚く縫いこんだ着物。襤褸(ぼろ)。 おー、もっぱからげてのー(おお、ぼろの着物をひっかけてのう)
〜もて (三重の方言)
〜しながら。 しごとしーもてききおったがれ(仕事をしながら聞いていたものだよ)二つの動作が同時におこなわれることをいう。
〜よって (三重の方言)
〜だから。 やっちゃんらよーのむよってにゃー(やっちゃんなんかよく酒を吞むからねえ)
〜ら (三重の方言)
〜なんか。 あのとーじのし。ふくろらつけなんだ(あの当時はね。袋なんかつけなかった)