くされ (大分の方言)
意地悪。 そげーくされを言うもんじゃねーで(そんなに意地悪を言うもんじゃないよ)
くじまえじっぷん (大分の方言)
八時五〇分。 いま、九時前じっぷんじゃ(今九時前一〇分=八時五〇分だ)共通語の「九時一〇分前」よりも合理的でわかりやすい。
けとろく (大分の方言)
つまらぬこと。 そげなけとろく言うもんじゃねえ(そんなつまらないことを言うものではない)「愚か者」の意でも使う。
けんちょいき 【県庁行き】 (大分の方言)
よそ行きの上等の服。一張羅。 あんた、けんちょいき着ち、どきー行きよるかえ(あなた、そんないい服装をして、どこに行こうとしているの?)
こばす (大分の方言)
気取って言う。 あん人は、いっつもこばす(あの人は、いつも気取ってものを言う)
ごてーしん (大分の方言)
不精者。 あいつは、ごてーしんじゃーきーのー(あいつは不精者だからなあ)「五体惜しみ」あるいは「五体死に」の転か。
さかしー (大分の方言)
元気だ。壮健だ。 あんじーちゃんな、もー九〇じゃーけんど、さかしーもんじゃ(あのお爺ちゃんはもう九〇歳だけど壮健だなあ)
さじー (大分の方言)
すばしっこい。利に敏い。抜け目がない。 あん子はこんめーときからさじー子じゃったなー(あの子は小さいときから抜け目がない子どもだったなあ)
ざーねー・だーねー (大分の方言)
非常に。多量に。 ことしゃー、ざーねー雨がふる(今年は、雨が大量に降る)「ざまもない」の転。
しんけん (大分の方言)
一生懸命。 バスにおくれそーになっち、しんけん走った(バスに遅れそうになって、懸命に走った)若年層で言う。