いが (長崎の方言)
赤ん坊。 あすこんいがは、かわいかなあ(あそこの赤ん坊はかわいいねえ)今は使わない。「いがいがと泣く」の古語から生まれたと言われるが、擬声語「いがいが」が使われることはない。
おいつき (山梨の方言)
その土地で生まれ育った人。生え抜き。 おいつきの人に方言を聞いて歩いているです(この土地で生まれ育った方に方言を聞いて歩いているのです)
おぼご (山形の方言)
赤ん坊。 あそごのしぇで、おぼごんまったど(あそこの家で赤ん坊が生まれたそうだ)
じおい (山梨の方言)
土地の生まれの人。 この辺はじおいばっかで、きたりもんはいねー(この辺りは土地の生まれの者ばかりで、よそ者はいない)
せらいご (大分の方言)
養子をもらって育てているうちに生まれた実子。 後藤さんとこにゃせらいごが生まれたそうな(〈養子をもらって育てていた〉後藤さんの家にはせらいご〈実子〉が生まれたそうだ)「〈跡目を争う〉競り合い子」の転。
たなぎねこ (栃木の方言)
人に懐かない猫。人見知りする猫。 薄暗い所で生まれた猫じゃー、たなぎねごになるんだんべー(薄暗い所で生まれた猫では、人には懐かない猫になるだろう)
どさんこ 【道産子】 (北海道の方言)
道産馬。 どさんこはちっちゃいけど力つおくてよくはたらく(道産子は小さいけど力が強くてよく働く)北海道生まれの人を指すこともある。
はえる (群馬の方言)
卵がふ化する。生まれる。 今年もメダカがこんなにはえた(今年もメダカがこんなにふ化した)
へんねし (京都の方言)
すねること。ねむたいこと。 したのこーが生まれて、うえのこーがへんねしおこしてますねん(下の子が生まれて、上の子がすねていますよ)
むすこんこ・むすめんこ (長崎の方言)
男の子・女の子。 ○○さんとこにゃ、むすこんこの生まれたげな(○○さん宅には男の子が生まれたそうな)