おどげでなえ (山形の方言)
容易でない。 きょーは雨ふってっがら、山さのぼんなおどげでなえんでねが(今日は雨が降っているから山に登るのは大変ではないか)
くどい (石川の方言)
塩辛い。 こんなくどいもんな、体によーないガや(こんなに塩辛いものは体によくないんだ)能登では「からい」。
こうぇぁ (秋田の方言)
疲れた。だるい。 山登りしたっきゃ、こうぇぁなー(山登りしたら疲れたなあ)
こけ (石川の方言)
きのこの総称。 山行くゲんたら、こけ、たーんと取ってきてや(山へ行くんだったら、きのこをたくさん取ってきてよ)奥能登では「みみ」とも。
さっさる (滋賀の方言)
なさる。しなさる。 えろー高い山やのに、おじーは、さっさと登らさっさる(ひどく高い山だのに、おじいさんは、さっさと登りなさる)
さでくる (鳥取の方言)
落ちる。 柿をとらかともって、木に登り枝がおえてさでくりおった(柿を取ろうと思って、木に登り枝が折れて落ちた)
〜とー (山梨の方言)
〜た。 富士山に登っとー(富士山に登った)へー行っとーか(もう行ったのか)過去を表す。
なんぎー (新潟の方言)
体が苦しい。辛い。 きつい坂を登ってなんぎー(急な坂を登って大変だ)「心が辛い」ことは「せつね」という。
なーん (石川の方言)
いいえ〈応答詞〉。 なーん、それは、わしとちゴーガや(いいえ、それは私と違うんだ)能登では「べっちゃ」「びっちゃ」とも。
ものい (石川の方言)
体調が悪くつらい。 あたまガいとて、ものーい(頭が痛くてつらい)能登では「ちきない」とも。