えなげな(1) (鳥取の方言)
いい加減だ。でたらめだ。 あの男はえなげなもので相手にならんよ(あの男はいい加減だから相手にならないよ)
えーすろー (大分の方言)
相手にする。ご機嫌をとる。 あんしはむつかしーき、えーすろーのがおーごとじゃー(あの人は素直でないから、対応するのが容易ではないよ)
おいそれと (三重の方言)
すぐ簡単に。 あいてがあいてや。おいそれといくもんか(相手が相手だ。すぐ簡単にいきゃしないよ)掛け声を副詞に造語している。
ぎっとー (愛知の方言)
融通の利かない様。 ぎっとーなやつだもんだい、相手になれん(融通の利かない人だから、相手にできない)
くる (福岡の方言)
あなたの所に行く。 〈電話で「遊びに来ないか」などと誘われて〉今から、くるけん(今から行くから)相手側に身を置いての表現。
それいね (山口の方言)
そうだよね。その通り。 暇じゃけー、どっか行きたいねー。それいね(暇だから、どこかに行きたいね。そうよね)相手のことばに対して同意・同感を表す。
てがう (和歌山の方言)
相手になる。手向かう。 あいにてがうな(あの人に手向かうな)
とぜなか (福岡の方言)
退屈だ。寂しい。 ひとりでとぜなかなー(一人でさびしいなあ)話し相手がいない場合など。「とぜんなか」とも。東部では「とぜんない」。
りぐる(2) (高知の方言)
理屈を言い立てて、相手を責める。 こっちもよわみがあるき、あしもとー見られてうんとりぐられてしもーた(こちらも弱みがあるから、足もとをみられてすごく責め立てられてしまった)
ろっぽもん (富山の方言)
乱暴者。 あんなろっぽもん、相手にせんこっちゃ(あんな乱暴者は相手にしないことだよ)