きとろ (滋賀の方言)
隣家。特に北隣り。 ほや。ビールは、きとろの池で冷やしてもろてこ(そうだ。ビールは、北隣りの家の池〈井戸〉で冷やしてもらって来よう)
きどい (徳島の方言)
じれったい。 こんなきどい仕事はやっとれん(こんなじれったい仕事はやってられない)「きどくさい」「きしんどい」とも。
きどころね (福島の方言)
うたた寝。 きどころねして、風邪ひいだ(うたた寝して、風邪をひいた)「きどこね」とも。
きどころね (栃木の方言)
仮寝。うたたね。 夏は日がなげーがら、きどごろねすっとからだにえーよ(夏は日が長いから、仮寝するとからだにいいよ)
きどごろね (岩手の方言)
うたたね。仮眠。 きどころねしてるど、かぜひぐじぇ(うたたねしていると、風邪をひくよ)
きどごろね (山形の方言)
服をきたまま寝ること。うたたね。 ほだんどごさ、きどごろねしてわりったな(そんなところに服を着たまま寝てはだめだよ)「きどごね」とも。
きない (愛媛の方言)
黄色い。 赤い服ときない服(赤い服と黄色い服)赤よりきなが好き(赤より黄が好き)
きなしに (長野の方言)
うっかりして。 きなしにやっちゃった(うっかりしてやってしまった)
きなしぼ (京都の方言)
やる気のない人。 あの人はきなしぼやさかい、あてにならん(あの人はやる気がない人だからあてにならない)
きなる (山口の方言)
得意になる。 ちょっと成績がえーぐらいで、そねーきなるなーや(少し成績がいいぐらいで、そんなに得意になるな)