いくまー(1) (岡山の方言)
行かないだろう。 まさかあいつぁー行くまー(まさかあいつは行かないだろう)
いと (静岡の方言)
うち。間。 そのいとにくるらよ(そのうちに来るだろうよ)やすむいともねー(休む暇もない)
うそうそ (福井の方言)
服や布、顔などがうす汚れた状態。 うそうその顔して、顔あろてえんのやろ(うす汚れた顔をして、顔を洗っていなんだろう)
うたてー (神奈川の方言)
いくじがない。 うたてーやろーだからよー、そんなこたーできやしめー(いくじがないやつだから、そんなことはできないだろう)
うまくさい (滋賀の方言)
おいしそうな匂いがする。 つぶを炊いてたさかい、うまくさかったんやろ(田(た)螺(にし)を煮ていたので、おいしそうな匂いがしていたのだろう)
えせらっこい (岐阜の方言)
〈喉が〉痒い。 なんやしらん、喉がえせらっこいなー、風邪じゃろか(何か分からないが、喉が痒いなー、風邪を引いたのだろうか)
おが (秋田の方言)
あまり。あまりにも。 おがいらねぁ(あまり要らない)そいだばおがだべ(それはあんまりだろう)
おたから (大分の方言)
「幼児」を大切な存在ととらえて表現する語。 〈転んで泣きそうな幼児に〉痛いけんど、おたからじゃから、泣かん、泣かん(痛いだろうが、かわいい子どもだもの、泣かない泣かない)
おまん (山梨の方言)
おまえ。 おまんガほとんど食っちまったずら(おまえがほとんど食べてしまったのだろう)同等か目下の人に対して使う。
おめく (長崎の方言)
叫ぶ。 あすこでおめきよっとは、だいじゃろか(あそこで叫んでいるのは、誰だろう)