〜どん (三重の方言)
殿。様。 あのいしゃどんなかなかなー(あのお医者さんはなかなかねえ)敬意の接尾辞。
〜どん (鹿児島の方言)
〜さん。 せごどん(西郷さん)むこどん(お婿さん)おやっどん(お父さん)軽い敬意を表す接尾語。
どんどろさん (広島の方言)
雷。神鳴り。いかずち。 どんどろさんに、へそー、取られるぞ(雷さんに臍を取られるぞ)
どんどんやき 【どんどん焼き】 (東京の方言)
お好みやき。もんじやき。 町に来る屋台のどんどん焼きは、客には焼かせない、結構高級なものだ
どんならん (大阪の方言)
どうにもならない。 そないなことされたら、どんならんなー(そのようなことをされたらどうにもならないねえ)
どんぶぐ (宮城の方言)
綿入れ。どてら。 風邪引がねよぅどんぶぐきて勉強しさぇ(風邪を引かないようにどんぶぐを着て勉強しなさい)古語「胴服」から。袖なしの綿入れは「つんぬぎ」と言う。
なじ (新潟の方言)
いかに。いかが。どんな。 このなすなじらね。やーすしとくわね(この茄子いかがかね。安くしておくよ)
ぬたーっと (熊本の方言)
ゆったりと。 ぬたーっと温泉にどんつかり行こか(ゆったりと温泉にでもつかりに行こうか)
はちこる (愛媛の方言)
はびこる。 草がはちこって、どんならんかい(雑草がはびこって、どうにもならないよ)
ひだるか (佐賀の方言)
ひもじい。 はよーさばけてかえらんば、こどんがひだるしゃしよっ(早く仕事を終えて帰らないと子どもがひもじがっている)