ひょーたくれる (神奈川の方言)
ふざける。おどける。 あいつぁー、よく、ひょーたくれるからなー(あいつは、いつも、ふざけるからなあ(今回もそうだろう))
ひら (北海道の方言)
急斜面。 あそこのひらにわらびいっぱいあるんだ(あそこの斜面にわらびがいっぱいあるんだ)
ひらくち (大分の方言)
〈改まった言い方でなく〉ふだんのもの言い。 あんしはひらくちじ話すきー話がゆーわかる(あの人はふだんの平易な話し方をするから話がよくわかる)同じ語形で「マムシ」の意もある。
ひる (和歌山の方言)
卵を産む。 亀がおかい卵ひりにきた(亀が陸に卵を産みにきた)
ひんける (徳島の方言)
干からびる。 どしたん、この野菜ひんけとんでー(どうしたの、この野菜干からびているよ)
ひんける (香川の方言)
しなびる。 雨が降らんけん、大根がひんけて(雨が降らないから、大根がしなびた)「やせた人」を「ひんけ」と言う。
ひんず (徳島の方言)
余分。 ほなにひんずにつがれても食べれんよ(そんなに余分に盛られても食べられないよ)
ひんつけ (宮崎の方言)
かっこつけ。 ひんつけばっかいしちょってんだめど(かっこつけだけしていてもだめだよ)
ひんのむ (長崎の方言)
〈つい〉吞み込む。 しーかの種ばひんのんでしもーた(西瓜の種を吞み込んでしまった)「ひっ」「ひん」は、「少し」「つい」など空間・時間的に小の程度を付加する接頭辞。
ひんのめー (福島の方言)
午前中。 この仕事は、ひんのめーにでがす(この仕事は、午前中に仕上げる)