ひらくち (大分の方言)
〈改まった言い方でなく〉ふだんのもの言い。 あんしはひらくちじ話すきー話がゆーわかる(あの人はふだんの平易な話し方をするから話がよくわかる)同じ語形で「マムシ」の意もある。
ほげる・ほがす (長崎の方言)
穴があく〈自動詞〉。穴をあける〈他動詞〉。 耳んすばほがしてよーっときーとかんね(耳の穴を開けてよく聞いておきなさい)
ゆわがんけ (栃木の方言)
岩場。 この辺はゆわがんけだがら、おんのめって怪我しねよーにきーつけろ(この辺は岩場だから、滑って怪我をしないように気をつけろ)
よくせき (神奈川の方言)
よほど。よくよく。 こんなことゆーなー、よくせきのことだよ。きーつけな(私がこんなことを言うのは、よほどのことだよ。よく気をつけなさい)
よだきー (大分の方言)
億(おっ)劫(くう)だ。 よだきーけんど、行かにゃならん(億劫だけど、行かなければならない)古語「よだけし」の転。
よだきー (宮崎の方言)
面倒。 はやおきするとはよだきーわ(早起きするのは面倒くさいよ)
らちあく (三重の方言)
こわれてだめになる。 きーつけな、いーらちあけんに(気をつけないと、胃をこわすよ)