あごとー (福岡の方言)
下あご全体。おしゃべり。 あっちのむすかー、あごとーのきーとる(あそこの息子は無駄口を叩く)
いっけ (奈良の方言)
親戚。 うちときーやんとこは昔からのいっけや(我が家ときーちゃんの家は昔から親戚だ)
いら (大分の方言)
鱗(うろこ)。 こんさかなは、いらがとりにきー(この魚は鱗が取りにくい)
うっとこ (大阪の方言)
私のところ。私の家。 こんど一回うっとこきーや、ごっつぉしたるさかい(今度一度、私のところに来なさいよ。ご馳走をしてやるから)
うてる (高知の方言)
怪我をする。 きーを切りよってうてた(木を切っていて怪我をした)
えっしゃえ (山形の方言)
行きなさい。 きーつげで、えガっしゃえ(気をつけて行きなさい)
おじる (茨城の方言)
降りる。 雨でかえだんすべっから、きーつけでおじろ(雨で階段が滑るから気をつけて降りろ)
かたい (石川の方言)
聞き分けのよい。 なんでもゆーこときーて、かたい子や(何でも言うことを聞いて聞き分けのよい子だ)「かてー」とも。
かっぽろぐ (栃木の方言)
揺り動かす。ゆする。 栗の木をかっぽろぐのはえーけど、頭にえががおっこってくっからきーつけろ(栗の木をゆするのはいいが、頭に毬(いが)が落ちてくるから気をつけろ)
かてる (滋賀の方言)
凍り付く。 よさりは、かちんかちんに、かててるさかい、きーつけや(晩は、かちんかちんに凍り付いているから、気をつけな)