とこなえ (大分の方言)
婿養子をもらった、家付きの女性。 河野さんのばーちゃんなとこなえじゃ(河野さんのおばあちゃんは〈嫁に来たのではなく〉婿養子をもらっている)
どべ (大分の方言)
〈競争で〉ビリ。最後尾。 運動会でこけて、どべじゃった(運動会で転んで、ビリだった)
なおす (大分の方言)
片付ける。修理する。 おもちゃを、ちゃんとなおさんか(おもちゃをちゃんと片付けなさい)とけゆーなおす(時計を修理する)
にごじゅー (大分の方言)
お手上げ。降参。敗北。 きのーん運動会のリレーは、白は赤ににごじゅーじゃった(きのうの運動会のリレーは、白組は赤組に完敗だった)
ねぶる (大分の方言)
舐める。 そげー皿をねぶるごとしち食うたらいかん(そんなに皿をなめるようにして食べたらいけない)
のきぶとり (大分の方言)
立ち退きの補償金で裕福になること。 あっこは県道ん拡幅じ、のきぶとりじゃ。いーのー(あの家は県道の拡幅工事で補償金がどっさり入った。いいなあ)
はなんたれぶりがいー (大分の方言)
洟の垂れぶりがよい。 うちん子は、はなんたれぶりがいー(うちの子は、洟のたれぶりがいい)親が取り柄のない子どもをほめることば。親馬鹿の極致 !?
はわく (大分の方言)
掃く。 部屋はもっときれーにはわかんか(部屋はもっときれいに掃かないかね)
ひかり (大分の方言)
出し合い会飲。 今度ん飲み会やーひかろうかやー(今度の酒盛りはひかりでやろうかねえ)公平な割り勘とは違う、一種の傾斜配分。動詞は「ひかる」。
ひとすばえする (大分の方言)
〈子どもが〉来客などに興奮してまつわりつくこと。 こら!お客さんにひとすばえすんな!(これ!お客さんにまつわりついたらいけないよ)「人見知り」の反対。