ひらくち (大分の方言)
〈改まった言い方でなく〉ふだんのもの言い。 あんしはひらくちじ話すきー話がゆーわかる(あの人はふだんの平易な話し方をするから話がよくわかる)同じ語形で「マムシ」の意もある。
へのつっぱりにもならん (大分の方言)
まったくものの役に立たない。 おまえの言うこたー屁のつっぱりにもならん(おまえの言うことはまったく何にも役に立たないよ)
ほげ (大分の方言)
でたらめ。 まーたそげなほげを、言うち(またそんなでたらめを言って…)「法外」の転。「ほげほっぽう」は強調形。
むげねー (大分の方言)
かわいそうだ。 赤ちゃんが死んだちゅーが、むげねーのー(赤ちゃんが死んだっていうが、かわいそうだなあ)
めんどしー (大分の方言)
はずかしい。面倒くさい。 めんどしーじ、こたえん(恥ずかしくてたまらない)若年層では「面倒くさい」の意で言う。
やつがい (大分の方言)
晩酌。 やつがいが楽しみじ、毎日はたらく(晩酌が楽しみで、毎日働く)
よだきー (大分の方言)
億(おっ)劫(くう)だ。 よだきーけんど、行かにゃならん(億劫だけど、行かなければならない)古語「よだけし」の転。