ぜんかさん‐き【全加算器】
二進数の加算を行う論理回路の一。繰り上げを考慮した加算器であり、二つのビットと、下位桁からの繰り上がりの有無を示すキャリーの値の、併せて三つを加算し、その和と上位桁へのキャリーの値を出力する。全...
そがかいけいざん【曽我会稽山】
浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。享保3年(1718)大坂竹本座初演。曽我兄弟のあだ討ちを題材とし、一昼夜の出来事にまとめたもの。
そが‐きょうげん【曽我狂言】
曽我兄弟のあだ討ちを主題とした歌舞伎狂言。元禄期(1688〜1704)に形が整い、享保期(1716〜1736)から明治初年まで、江戸各座は吉例として初春狂言にした。→曽我物
そが‐の‐あめ【曽我の雨】
《曽我兄弟があだ討ちをした陰暦5月28日は雨であったところから》陰暦5月28日に降る雨。
そが‐まつり【曽我祭】
江戸の歌舞伎劇場で、曽我狂言を正月から5月まで継続興行した年に、曽我兄弟のあだ討ちのあった5月28日を中心に行った祭礼行事。文政期(1818〜1830)まで続いた。《季 夏》
そこい‐な・し【底方無し】
[形ク]限りがない。はてしない。きわめて深い。「—・き淵やはさわぐ山川の浅き瀬にこそあだ波は立て」〈古今・恋四〉
そではぎさいもん【袖萩祭文】
浄瑠璃「奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)」の三段目切(きり)の通称。雪中、娘お君に手を引かれて、父母の住む門口にたどり着いた盲人の袖萩が、祭文にことよせて切々と思いを述べる。
そら‐な【空名】
身に覚えのないうわさ。あだな。「—ヲタテル」〈和英語林集成〉
た【他】
[音]タ(呉)(漢) [訓]ほか あだし [学習漢字]3年 1 当面のものや自分以外の事柄。ほか。ほかの。「他国・他日・他社・他人・他方・他力(たりき)/自他・諸他・排他・利他」 2 あるべき心...
たいへいきちゅうしんこうしゃく【太平記忠臣講釈】
浄瑠璃。時代物。10段。近松半二・三好松洛らの合作。明和3年(1766)大坂竹本座初演。「仮名手本忠臣蔵」などの先行作を参考に、赤穂義士の仇討(あだう)ちを脚色したもの。