あだし【他し/異し】
[語素]《「あたし」とも》名詞の上に付いて、他の、よその、違っている、の意を表す。「逢ひがたき君に逢へる夜ほととぎす—時ゆは今こそ鳴かめ」〈万・一九四七〉 [補説]一説に、シク活用形容詞ともされ...
あだし【徒し/空し】
[語素]名詞の上に付いて、むなしい、実(じつ)がない、変わりやすい、の意を表す。「—情けの世を頼み」〈浄・冥途の飛脚〉 [補説]一説にシク活用形容詞ともされるが、「あだしく」「あだしき」などの確...
あだし‐ごころ【徒し心】
浮気な心。あだごころ。「君をおきて—を我が持たば末の松山波もこえなむ」〈古今・東歌〉
アダジオ【(イタリア)adagio】
⇒アダージョ
あだ・する【仇する/寇する】
[動サ変][文]あだ・す[サ変]《「あたする」とも》 1 害を及ぼす。また、損なう。「人に—・する猿」「罪なきを—・すれば、忽ちに現罰あるか」〈開目鈔〉 2 敵対する。また、攻め入る。「こは—・...
あだち【安達】
姓氏の一。 [補説]「安達」姓の人物安達景盛(あだちかげもり)安達謙蔵(あだちけんぞう)あだち充(みつる)安達泰盛(あだちやすもり)
あだち‐が‐はら【安達ヶ原】
福島県二本松市、阿武隈川東岸の称。また、安達太良山(あだたらやま)東麓(とうろく)ともいう。昔、鬼婆が住んでいたという伝説がある。[歌枕]
謡曲。「黒塚」の観世流における名称。
あだち‐びじゅつかん【足立美術館】
島根県安来(やすぎ)市にある美術館。実業家、足立全康(あだちぜんこう)のコレクションをもとに、昭和45年(1970)開館。横山大観の作品が数多く収められている。日本庭園も名園として有名。
アダ‐チル
「アダルトチルドレン」の略。
あだっ‐ぽ・い【婀娜っぽい】
[形]女性の容姿や身のこなしが、なまめかしく、美しい。色っぽい。「—・い浴衣姿」 [派生]あだっぽさ[名]