あゆみ‐あり・く【歩み歩く】
[動カ四]あちらこちらを歩く。歩き回る。「思ふ事なげにて—・く人見るこそいみじううらやましけれ」〈枕・一五八〉
おち【遠/彼方】
1 遠い所。遠方。「川より—にいと広くおもしろくてあるに」〈源・椎本〉 2 現在から隔たった時。 ㋐以前。昔。「昨日より—をば知らずももとせの春の始めは今日にぞありける」〈拾遺・雑賀〉 ㋑以後。...
うら‐うえ【裏表】
1 裏と表が入れ替わること。あべこべ。反対。「其言葉とは—に」〈花袋・生〉 2 裏と表。「墨のいと黒う、薄く、くだり狭(せば)に、(紙ノ)—書き乱りたるを」〈枕・二九四〉 3 前後・左右・上下な...
えん‐しょう【遠称】
文法で、指示代名詞のうち、話し手・聞き手のいずれからも離れた事物・場所・方向を示すもの。口語の「あれ」「あそこ」「あちら」、文語の「か」「かしこ」「かなた」「あなた」など。→近称 →中称 →不定称
うごき‐まわ・る【動き回る】
[動ラ五(四)]あちらこちらと動く。「子猫が—・る」「年末で忙しく—・る」
あるき‐まわ・る【歩き回る】
[動ラ五(四)]あちらこちら歩く。「室内を—・る」「山野を—・る」
いい‐ちら・す【言(い)散らす】
[動サ五(四)] 1 うわさなどをあちらこちらで言う。言い触らす。「あることないこと—・して歩く」 2 勝手なことを言いまくる。言いたいほうだいを言う。「不平不満を—・す」
さがし‐まわ・る【捜し回る/探し回る】
[動ラ五(四)]あちらこちらをさがして歩く。見つけ回る。「家中を—・る」
しじ‐だいめいし【指示代名詞】
代名詞の一。人を指し示す代名詞(人代名詞)に対して、事物・場所・方角などを指し示すのに用いるものをいう。近称(「これ」「ここ」「こちら」など)、中称(「それ」「そこ」「そちら」など)、遠称(「あ...
りゅう‐らん【流覧】
[名](スル)あちらこちら見てまわること。ずっと目を通すこと。「毎室を—せられんことを」〈織田訳・花柳春話〉