あて‐くち【当て口】
当てつけた言葉。あてこすり。
あて‐がき【宛書(き)/充て書(き)】
1 封書・葉書などの表に記す相手の住所および氏名。宛名。上書き。 2 古文書で、文書の末尾または書き出しに書かれた相手の名。あてどころ。
あて‐こす・る【当て擦る】
[動ラ五(四)]他の事にかこつけて、それとなくわかるように悪口や皮肉を言う。あてつける。「笑い話にかこつけて、人の失敗を—・る」
あて‐ずいりょう【当て推量】
確かな根拠もなく事実を推しはかること。憶測。あてずっぽう。
あて‐じょう【宛状】
直接相手に差し出すことをはばかって、宛名を特定せず、「各位」「御中」などの脇付(わきづけ)をした披露状の一種。あてぶみ。
あて‐こと【当て言】
1 あてこすり。皮肉。「其の月毛に此の馬が歩み負けた—な」〈浄・鑓の権三〉 2 遠まわしにそれとなくいう言葉。「将棋にことよせ、…命助けよといふ—」〈浄・寿の門松〉
うで‐まくら【腕枕】
[名](スル)横になるときなどに、腕を曲げて枕の代わりにすること。また、横に寝ている人の頭の下に自分の腕をあてがってやること。「—してちょっと横になる」
ウナ‐でん【ウナ電】
《「ウナ」はurgent(至急)のu・rをモールス信号の仮名にあてた読み》至急電報。昭和51年(1976)廃止。
かた‐みょうじ【片名字】
江戸時代、文書に名字や官職名を略して記すこと。「高木伊勢守」を「高伊勢」「高伊」とする類。あて名に用いて、相手に対する敬意を表した。
かぜ‐だのみ【風頼み】
選挙において、積極的な活動を行わず、その時の風潮によって動く浮動票をあてにすること。「—の政党」