じっこう‐しはい【実効支配】
ある国や勢力が、対立する国や勢力あるいは第三国の承認を得ないまま、軍隊を駐留させるなどして、一定の領域を実質的に統治していること。
しぜん‐ほう【自然法】
人間の自然の本性あるいは理性に基づいて、あらゆる時代を通じて普遍的に守られるべき不変の法として、実定法を超越しているものと考えられる法。⇔実定法/人定法。
し‐でん【賜田】
律令制で、戦功や政治的功績があった者あるいは高位高官の者などに別勅によって与えられた田。別勅賜田。
しに‐がみ【死に神】
人を死に誘うという神。「—に取りつかれる」 落語。病人の寿命を知る力をさずけられた男が、死に神をあざむいて富を得るが、自身の寿命がまもなく尽きることを知らされる。三遊亭円朝が、オペラ「クリス...
じったい‐か【実体化】
《(ドイツ)Hypostasierung》哲学で、概念的あるいは抽象的なものや単に思考のうちにあるものを客観的にある実体とすること。
しっ‐しん【失神/失心】
[名](スル)意識を失うこと。多くは、強い精神的ショックや肉体的打撃、あるいは脳貧血などによって起こる。気絶。「恐怖のあまり—する」
し‐ぞく【氏族】
共通の祖先をもつこと、あるいは、もつという意識による連帯感のもとに構成された血縁集団。父系もしくは母系のどちらか一方の血縁関係によって結ばれている。「—社会」
じ‐せつ【持節】
節刀を持つこと。また、その使者あるいはその任務。
し‐はん【死斑/屍斑】
死んだ人の皮膚に現れる、紫赤色あるいは紫青色の斑点。血液が自重で沈降するために生じ、下側となった部分に死後2、30分から現れ、6〜10時間後には全面に及ぶ。その程度から死後経過時間や死因の推定が可能。
シグマ‐りゅうし【Σ粒子/シグマ粒子】
素粒子の一。質量は陽子の約1.3倍、電荷は正・負・中性、スピンは2分の1。崩壊して弱い相互作用で核子と中間子に、あるいはΛ(ラムダ)粒子と光子になる。記号Σ