み‐かげ【御陰/御蔭】
1 日を避けて陰となる所。転じて、御殿。「高知るや天(あめ)の—天知るや日の—」〈万・五二〉 2 神・天皇から受けた恩恵。おかげ。庇護。「つくばねのこの面(も)かの面に蔭はあれど君が—にますかげ...
みか‐しお【みか潮】
[枕]「播磨(はりま)速待(はやまち)」にかかる。語義・かかり方未詳。「—播磨速待岩下す畏(かしこ)くとも吾(あれ)養はむ」〈仁徳紀・歌謡〉
み‐あわ・せる【見合(わ)せる】
[動サ下一][文]みあは・す[サ下二] 1 互いに見る。見交わす。「顔を—・せて笑う」 2 あれこれと見比べる。対照する。「原簿と決算書を—・せる」 3 事情を考慮し実行するのを差し控えてようす...
み‐さい【見さい】
[連語]《「さい」は助動詞「さる」の命令形「され」の音変化》見なさい。「あれ—沖にはかもめ礒(いそ)千鳥」〈毛吹草〉
みあれ‐の‐せんじ【御阿礼の宣旨】
賀茂の祭についての宣旨を賀茂の斎院に伝達する使いの女官。みあれのせじ。
みあれ‐まつり【御阿礼祭/御生祭】
⇒賀茂(かも)の御生(みあれ)
み‐こも【水菰/水薦】
水中に生えるマコモ。「時しもあれ水の—をかりあげてほさでくたしつ五月雨の空」〈千載・夏〉
みし‐みし
[副](スル) 1 柱や床板などがきしんだりしなったりして出る音を表す語。ぎしぎし。みしりみしり。「歩くと床が—する」「家が—(と)音を立てる」 2 物事を十分に行うさま。みっちり。「不法の者が...
みや‐びと【宮人】
《古くは「みやひと」》 1 宮中に仕える人。官人。「—もよろこびあへり」〈源・澪標〉 2 神に仕える人。神官。「あれにまします—の」〈謡・道成寺〉
み‐まま【身儘/身随】
[名・形動ナリ]身を拘束されず、思うままにふるまえること。特に、遊女が、年季があけたり身請けされたりして、自由の身となること。また、そのさま。「銀が四貫匁あれば、太夫様は—にならしゃますが」〈伎...