つづしろ・う【嘰ろふ】
[動ハ四]《動詞「つづしる」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いた「つづしらふ」から》物事を少しずつ続ける。「寒くしあれば堅塩を取り—・ひ」〈万・八九二〉
つっ‐と
[副]《「つと」の促音添加》 1 ある動作をすばやく、または突然にするさま。さっと。ぱっと。「—席を立つ」「—部屋の奥に通る」 2 空間や時間が隔たっているさま。ずっと。「身どもがのは、これより...
つちや‐ぐら【土屋倉】
壁を土や漆喰(しっくい)で塗り固めた倉庫。土蔵。「五間ばかりなる檜皮屋(ひはだや)のしもに—などあれど」〈大和・一七三〉
つつき‐まわ・す【突き回す】
[動サ五(四)]《「つっつきまわす」とも》 1 しつこくつつく。あちこちを手当たり次第につつく。「小鳥がえさを—・す」 2 欠点などをあれこれ咎(とが)め立てする。「他人の古傷を—・す」
つけ‐あが・る【付(け)上(が)る】
[動ラ五(四)]相手が寛大なのをいいことにして、わがままを言ったり、思いあがったことをしたりする。「—・ってあれこれ注文をつける」
つね‐なら◦ず【常ならず】
[連語] 1 一定しない。無常である。「飛鳥川の淵瀬—◦ぬ世にしあれば」〈徒然・二五〉 2 普通ではない。いつもと違っている。「殊に母がなげきも—◦ず」〈浮・武家義理・一〉
ツァールスコエ‐セロー【Tsarskoe Selo/Царское Село】
ロシア連邦北西部、レニングラード州の都市サンクトペテルブルグの南約25キロメートルにある、かつてのロシア皇帝の避暑地。ロシア語で「皇帝の村」を意味し、エカチェリーナ宮殿、アレクサンドル宮殿などが...
つき‐ひ【月日】
1 過ぎていく時間。時日。としつき。「—が経つ」「あれから五年の—が流れた」 2 暦のうえの月と日。がっぴ。 3 月と太陽。じつげつ。「天(あめ)なるや—のごとく我(あ)が思へる君が日に異(け)...
つつまし・い【慎ましい】
[形][文]つつま・し[シク]《動詞「つつ(慎)む」の形容詞化》 1 遠慮深い態度である。控えめで、しとやかだ。「—・い振る舞い」「—・く寄り添う」「—・く咲く野の花」 2 ぜいたくでないさま。...
つべ‐こべ
[副]あれこれとうるさく理屈を言うさま。また、出しゃばってしゃべりたてるさま。「—(と)言わずに黙ってついてこい」