是非(ぜひ)に叶(かな)わ◦ず
いい悪いを論議している段階ではない。ほかにどうしようもない。しかたがない。是非に及ばず。「丸腰でなければ奥へ通さぬ御法度とあれば—◦ず」〈浄・反魂香〉
酢(す)でさいて飲(の)・む
他人の欠点をあれこれあげて、こき下ろすたとえ。「—・むやうに言ひたいがいに言ひこめて」〈浄・卯月の潤色〉
酢(す)の蒟蒻(こんにゃく)の
あれやこれやと文句をつけること。なんのかの。酢だの蒟蒻だの。「柄に無い政事上の取沙汰、—とやり出したので」〈藤村・破戒〉
しん‐ピタゴラスがくは【新ピタゴラス学派】
前1世紀から2世紀にかけてローマとアレクサンドリアを中心として興った哲学の一派。ピタゴラスを神聖視し、その学説を中心に東方の宗教思想およびプラトン・ペリパトス学派(逍遥学派)・ストア学派などの思...
しん‐ろう【心労】
[名](スル)あれこれ心配して心を使うこと。また、それによる精神的な疲れ。気苦労。気疲れ。「—が絶えない」
ジンバル【gimbal】
枠と同一平面内に回転軸を設けた装置。円環状の枠であれば、その直径方向を回転軸とし、ふつう、軸が直交するように二つの円環状の枠を組み合わせたものをさす。羅針盤やジャイロスコープなどに用いられる。常平架。
すうじ‐ビザ【数次ビザ】
有効期間内であれば何度でも出入国が可能なビザ(査証)。マルチビザ。マルチプルビザ。
しんでし‐けんさ【新弟子検査】
大相撲の力士志望者に対して日本相撲協会が行う検査。第一検査と第二検査がある。新弟子採用検査。 [補説]第一検査は、本場所ごとに初日の数日前に行われる。受検できるのは義務教育を修了した23歳未満の...
しん‐に【心耳】
心の耳。心を耳とすること。しんじ。「まず—を澄まして聴聞あれや」〈露伴・日ぐらし物語〉
すい‐もん【推問】
[名](スル)問いただすこと。取り調べること。「なせし悪事を—あれど」〈魯文・高橋阿伝夜叉譚〉