いた‐い【板井】
板で囲んだ井。泉を板で囲んだ所。「里人の汲むだに今はなかるべし—の清水みぐさゐにけり」〈今昔・二四・四六〉
い‐たい【衣帯】
1 衣と帯。 2 衣服を着、帯を結ぶこと。服装。装束。
い‐たい【異体】
[名・形動] 1 形や体裁が普通と違うこと。また、そのさま。異風。いてい。「—な姿」 2 別のからだ。「雌雄—」 3 「異体字」の略。
い‐たい【遺体】
1 《魂が去って遺(のこ)された身体の意》死んだ人のからだ。なきがら。遺骸(いがい)。「死体」よりも丁寧な言い方。「—を安置する」 2 《父母がこの世に遺した身体の意》自分のからだ。わが身。「人...
いた・い【痛い/甚い】
[形][文]いた・し[ク] 1 肉体に痛みや苦しみを感じるさま。「歯が—・い」「つねられて—・い」 2 心に苦痛を感じるさま。精神的につらい。「欠損続きで頭が—・い」 3 弱点を攻撃されたり打撃...
いたいいたい‐びょう【イタイイタイ病】
富山県、神通川流域で発生した慢性カドミウム中毒。大正から昭和20年代にかけて多発。骨が冒され、痛みが激しく骨折しやすい。鉱山廃水が原因であることが解明され、昭和43年(1968)公害病に認定。
いたい‐がな【異体仮名】
現在の標準的な字体とは異なる字体の片仮名や平仮名。平仮名はふつう変体仮名という。
いたい‐け【幼気】
[形動][文][ナリ]《「いた(痛)きけ(気)」の音変化で、心が痛むくらいいじらしいさまをいう》 1 子供などの痛々しく、いじらしいさま。「—な遺児」 2 幼くてかわいいさま。「—な女の子」 3...
いたいけ‐ざかり【幼気盛り】
幼児の最もかわいい年ごろ。「君には—の子供がある」〈里見弴・安城家の兄弟〉
いたいけ・す【幼気す】
[動サ変]幼くてかわいいようすをする。「実(げ)にさもと覚えてをかしく、—・したりしよし語り侍りき」〈沙石集・三〉