いっせんいちびょうものがたり【一千一秒物語】
稲垣足穂の処女作品集。大正12年(1923)刊。月や星などを題材にした童話風の散文からなる。全68編。
いっせんいちやものがたり【一千一夜物語】
「アラビアンナイト」の別名。千夜一夜物語。千一夜物語。
いっせん‐ぎり【一銭切り】
戦国時代の軍律にみられる死刑の一。たとえ1銭でも盗んだ者は首を切られるからとも、首の切り口の形が銭に似ているからともいう。「みだりがはしき輩(ともがら)あらば、—と御定めあって」〈信長記・一〉
いっせん‐しょく【一銭職】
一銭剃りを職業とした者。
いっせん‐じょうき【一銭蒸汽】
《初め、1区間の運賃が1銭だったところから》明治から第二次大戦前まで、東京の隅田川を航行した小型客船。ぽんぽん蒸気。
いっせん‐ぞり【一銭剃り】
《代金が1銭(1文)だったところから》近世初期、道端などで店を構えて商売をした髪結い。一文剃り。
いっせんだい【一闡提】
《(梵)icchantikaの音写。断善根(だんぜんこん)・信不具足(しんふぐそく)と訳す》仏法を信じることなく、成仏の素質を欠く者。
いっせん‐ぢゃや【一銭茶屋】
江戸時代、茶一服を1銭(1文)で売った茶店。
いっせんにんのこうきょうきょく【一千人の交響曲】
《原題、(ドイツ)Symphonie der Tausend》⇒千人の交響曲
一線(いっせん)を画(かく)・する
境界線を引いてくぎりをつける。はっきり区別する。「保守派とは—・する」