いっ‐ちゃくしゅ【一搩手】
仏像などに用いる尺度の単位。親指と中指とを伸ばした長さ。いったくしゅ。
いっちゃくしゅ‐はん【一搩手半】
一搩手にその半分を加えた長さ。約1尺2寸(約36センチ)。特に仏像などをつくるときの定則とする。いったくしゅはん。「—の薬師百体」〈平家・一〉
いっ‐ちゅう【一中】
禅宗で、一座の意。一座の人々に茶菓などを供する時などをいう。
いっ‐ちゅう【一籌】
1 《「籌」は勝負を争うときの得点を数える道具》一つの数取り。 2 一つのはかりごと。「此(これ)を—の末に制する事能(あた)わざれば」〈漱石・虞美人草〉
いっちゅう‐かくひょう【一中各表】
「一つの中国」の原則に関する中国と台湾の92年コンセンサスについて、台湾側の主張を表す中国語の表現。「一個中國、各自表述」を略したもので、「『一つの中国』の原則を堅持するが、その意味はそれぞれが...
いっちゅう‐げんそく【一中原則】
「一つの中国という原則」を意味する中国語の表現。「一個中國」の略。
いっちゅう‐じ【一柱寺】
《Chua Mot Cot》ベトナムの首都ハノイの市街中心部にある仏教寺院。霊沼池という池に立つ一本の太い柱の上に仏堂が載る。1049年、李朝の太宗により池に咲く蓮の花に見立てて建立された。
いっちゅう‐ぶし【一中節】
浄瑠璃の流派の一。17世紀末に京都の都太夫一中が創始。初め上方で流行し、のち江戸で栄えた。都派のほか、分派の菅野派と宇治派がある。
いっ‐ちゅうや【一昼夜】
まる一日。24時間。
一籌(いっちゅう)を輸(ゆ)・する
《陸游「九月六夜夢中作笑詩」から》一段階劣る。一歩譲る。「いつも彼女には—・する外はなかった」〈芥川・侏儒の言葉〉