うち‐か・つ【打(ち)勝つ】
[動タ五(四)] 1 ㋐「勝つ」を強めていう語。「宿敵に—・つ」 ㋑(「打ち克つ」とも書く)困難や苦しみなどを乗り越える。克服する。「誘惑に—・つ」 2 野球・テニスなどで、激しく打ちあったすえ...
うち‐かぶと【内兜/内冑】
1 兜の眉庇(まびさし)の内側。また、そこに接する額(ひたい)の部分。 2 内々の事情。特に、弱点。
内兜(うちかぶと)を見透(みす)か・す
相手の内情や弱点を見抜く。足もとを見る。「飛んだ—・されましたが」〈露伴・椀久物語〉
うち‐かわ・す【打(ち)交(わ)す】
[動サ五(四)] 1 互いにやり取りする。「別離の言葉が—・される」〈花袋・春潮〉 2 互いに重ねる。互いに交える。「しら浪に羽—・し浜千鳥かなしきものは夜の一声」〈新古今・冬〉
うち‐かわ・る【打(ち)変(わ)る】
[動ラ五(四)]「打って変わる」に同じ。「変わる」を強めていう語。「今迄の傾城買いとは、裏と表のように、—・った狂言として」〈菊池寛・藤十郎の恋〉
うち‐かんれい【内管領】
鎌倉時代、執権北条氏の家司(けいし)。元来は北条氏の家政を執る私的な役職にすぎなかったが、鎌倉末期には執権の後見役として政務を処理し権勢を振るった。ないかんれい。