えい【嬰】
[音]エイ(漢) 1 赤ん坊。みどりご。「嬰児/孩嬰(がいえい)」 2 まといつく。枠を守って出ない。「退嬰」 3 加える。半音高くすること。「嬰記号」
えい【翳】
[音]エイ(漢) [訓]かげ かげる かざす 1 物におおわれてできる陰。かげり。「暗翳・陰翳」 2 さえぎり隠す。「掩翳(えんえい)」 [補説]1は「影」を代用字とすることがある。
えい【酔い】
1 酔うこと。よい。「—に紛れて姑(しばら)く先刻の不平を忘れて居たりしが」〈鉄腸・雪中梅〉 2 ある物事に心を奪われて本心を失うこと。心がくらむこと。「衣なる珠ともかけて知らざりき—さめてこそ...
えい【鱝/鱏/海鷂魚】
エイ目の軟骨魚類の総称。体は扁平で、ひし形ないし円形をし、尾は細長い。目は背面にあり、口とえらあなとは腹面に開く。えらあなは五対または六対ある。大部分は海産であるが淡水にすむものもある。卵生、ま...
えい【裛衣/裛被】
「裛衣香(えいこう)」に同じ。
えい【永】
1 「永楽銭」の略。 2 江戸時代、永楽銭の通用禁止の後、伊勢以東の幕府領において、便宜的に年貢・物価などの計算基準として用いられた銭貨の名目的な名称。
えい【栄】
価値を高く認められること。名誉。ほまれ。「拝顔の—に浴する」
えい【郢】
中国、春秋時代の楚(そ)の国の都。現在の湖北省江陵県北部にあったと伝えられるが、楚はどこへ遷都してもそこを郢とよんだともいう。
えい【詠/咏】
1 詩歌を作ること。また、その詩歌。「一首の御—を遊ばしてくだされけり」〈平家・六〉 2 詩歌を声を長く引いてうたうこと。朗詠。「いかにも歌は、—の声によるべきもの」〈古来風体抄・上〉 3 舞楽...
えい【裔】
血筋の末。子孫。「大納言公時(きんとき)から二十一世の—で」〈魯庵・社会百面相〉