お‐がみ【尾髪】
《「おかみ」とも》馬の尾とたてがみ。また、特に尾。「やがて—をきり、かなやきして、次の夜六波羅へつかはし」〈平家・四〉
おかみ‐け【御上家】
[名]公家(くげ)。貴族。「わが恋はただ—の女中」〈浮・一代男・四〉 [形動ナリ]いかにも貴族らしいさま。上品であるさま。「勤め姿去って、—なる御所風あり」〈浮・諸艶大鑑・一〉
おかみ‐さん【御上さん】
庶民が他人の妻や料理屋の女主人などを親しんで、また敬っていう語。
お‐かみそり【御髪剃】
浄土宗や真宗で、在俗の男女がその宗門に入る儀式。僧(真宗では門主)がかみそりを当てて剃髪(ていはつ)に擬し、戒名(真宗では法名)を与える。帰敬(ききょう)式。お髪剃(こうぞ)り。
おかむら【岡村】
姓氏の一。 [補説]「岡村」姓の人物岡村金太郎(おかむらきんたろう)岡村柿紅(おかむらしこう)
お‐かめ【お亀/阿亀】
1 「阿多福(おたふく)」に同じ。 2 「阿亀蕎麦(おかめそば)」「阿亀饂飩(おかめうどん)」の略。
おか‐め【傍目/岡目】
わきから見ていること。第三者の立場で見ること。おかみ。
おかめ‐いんこ【阿亀鸚哥】
オウム科の鳥。全長32センチくらいで全体に灰色。冠羽があり、ほおに黄赤色の斑紋がある。オーストラリアの草地にすみ、飼い鳥にされる。
おかめ‐うどん【阿亀饂飩】
かまぼこ・しいたけ・青菜などの具を入れたかけうどん。具の並べ方がおかめ(阿多福)の面に似るところからの名という。
おかめ‐こおろぎ【阿亀蟋蟀】
コオロギ類の一群。日本にはハラオカメコオロギ・タンボオカメコオロギなど数種おり、いずれも雄の顔は扁平な楕円形で、おかめの面を思わせる。乾燥地にすみ、リリリリと鳴く。《季 秋》