起(お)きて半畳(はんじょう)寝(ね)て一畳(いちじょう)
人間が必要な広さは、起きている時が半畳で、寝ても一畳あれば足りる。贅沢(ぜいたく)は慎むべきであるという教え。
おきて‐まい【掟米】
江戸時代の小作料の名称。領主が取る年貢諸役のほかに、地主取り分の余米も含めて納入する場合にいう。定め米。
おきでまつ【沖で待つ】
絲山秋子の短編小説。住宅設備機器メーカーに勤める同期入社の男女の友情を描く。平成17年(2005)発表。同年、第134回芥川賞受賞。
おき‐とり【置(き)鳥】
近世、祝宴、特に婚礼の席などの飾りとした雌雄の鳥。置き鯉(ごい)と対をなす。
おきとり‐ぎょぎょう【沖取(り)漁業】
沖合で行う漁業。主にサケ・マスなどの北洋漁業をいう。
おき‐どけい【置(き)時計】
机・棚などの上に置いて使う時計。
おき‐どこ【置(き)床】
床の間の床板のように作った台で、移動できるもの。狭い部屋などで、床の間代わりに使う。
おき‐どころ【置(き)所】
1 物を置くべき所。置き場所。置き場。「家具の—に困る」 2 心や身体の落ち着ける所。多く、「身の置き所が(も)ない」の形で用い、どうしようもない気持ちでいることを表す。
おき‐どめ【沖止め】
1 空港の搭乗口や、港の岸壁から離れた所に、航空機や船舶を停泊させること。搭乗・上陸にはバスや小型船を使う。 2 行事や事故・悪天候などにより、漁船の出漁を一斉に止めること。
おきな【翁】
1 年取った男。おじいさん。⇔嫗(おうな・おみな)。 2 老人の自称。「—の申さむことは聞き給ひてむや」〈竹取〉 3 能などに用いる老人の面。おきなめん。 [補説]曲名別項。→翁