驕(おご)る平家(へいけ)は久(ひさ)しからず
《平家物語の「驕れる人も久しからず」から》地位や財力を鼻にかけ、おごり高ぶる者は、その身を長く保つことができないということのたとえ。驕れる者は久しからず。
かっ・す【喝す】
[動サ変]大声でしかる。どなりつける。「分を踰(こ)えたる衣服の奢(おごり)は国法の許さざるところなるぞ…と—・したり」〈鴎外訳・即興詩人〉
きょう【喬】
[人名用漢字] [音]キョウ(ケウ)(漢) [訓]たかい 1 高くそびえる。たかい。「喬松・喬木」 2 おごり高ぶる。「喬志」 [名のり]すけ・たか・たかし・ただ・のぶ・もと
きょ【踞】
[音]キョ(漢) コ(呉) [訓]うずくまる 1 しゃがむ。うずくまる。「蹲踞(そんきょ)・蟠踞(ばんきょ)」 2 おごりたかぶる。「踞傲(きょごう)」
が‐まん【我慢】
[名・形動](スル) 1 耐え忍ぶこと。こらえること。辛抱。「彼の仕打ちには—がならない」「ここが—のしどころだ」「痛みを—する」 2 我意を張ること。また、そのさま。強情。「—な彼は…外(うわ...
きょう‐まん【軽慢】
おごり高ぶって、人をあなどること。「何ぞ人に殺害せられ、人に—せらるる者あるぞ」〈今昔・三・二〇〉
きょ‐ごう【倨傲】
[名・形動]おごり高ぶること。また、そのさま。傲慢。「—な態度」
ろくしゅ‐りき【六種力】
仏語。小児は啼(なき)、女人は瞋(いかり)、国王は憍(おごり)、羅漢は精進(しょうじん)、比丘(びく)は忍耐、仏は慈悲を、おのおの力としてもつこと。
たて【立て】
[名] 1 立ててあること。「—看板」 2 酒宴。遊興。「こりゃ—に行く大尽衣装ぢゃ」〈浄・歌祭文〉 3 他人の分の遊興費も払ってやること。おごり。「わたしが—でござります」〈伎・韓人漢文〉 ...
そう‐じみ【正身】
《「しょうじん」の音変化》その人自身。当人。本人。「さればよと心おごりするに、—はなし」〈源・帚木〉