おぼほ・る【惚ほる】
[動ラ下二]《「溺(おぼ)ほる」と同語源》放心する。ぼんやりする。「むげに世を思ひ知らぬやうに—・れ給ふなむ、いとつらき」〈源・帚木〉
おぼほ・る【溺ほる】
[動ラ下二] 1 水中に沈む。転じて、おぼれる。「俊蔭は、激しき浪風に—・れ、知らぬ国に放たれしかど」〈源・絵合〉 2 涙にむせぶ。「涙に—・れて」〈浜松・一〉
オボムコイド【ovomucoid】
卵白に含まれる糖たんぱく質。鶏卵の場合、卵白の約13パーセントを占める。卵アレルギーの代表的なアレルゲンとしても知られる。熱や消化酵素に対して安定しているため、加熱してもアレルギーを起す原因とな...
おぼ‐めか・し
[形シク]《動詞「おぼめく」の形容詞化》 1 はっきり見えない。おぼろげである。「夕涼みといふほど、物のさまなども—・しきに」〈枕・二二四〉 2 記憶などが確かでない。「そのかた(=和歌ノ方面)...
おぼ‐めか・す
[動サ四] 1 それとなくわからせる。ほのめかす。「思はずにも—・い給ふかな」〈源・帚木〉 2 得意になって、小鼻をぴくぴく動かす。「粋め粋めとそやしたてられ、手代は鼻を—・して」〈浮・西鶴伝授...
おぼ‐め・く
[動カ四] 1 はっきりしないさまである。あいまいである。ぼやける。「源氏に琴(きん)の御こと賜ひて遊ばす。つつむことなく—・くことなし」〈宇津保・吹上下〉 2 いぶかしく思う。不審に思う。「や...
おぼ・ゆ【覚ゆ】
[動ヤ下二]「おぼえる」の文語形。
おぼ・る【溺る】
[動ラ下二]「おぼれる」の文語形。
おぼれ‐じに【溺れ死に】
[名](スル)おぼれて死ぬこと。水死。溺死(できし)。「深みにはまって—する」
おぼれ‐だに【溺れ谷】
陸上で谷であった所が、陸地の沈降や海面の上昇によって海水が浸入し、入り江となったもの。