かい‐たおり【掻い手折り】
折れ曲がること。特に、道が曲がる所。「牛の逸物にて辻の—などを、おもしろくありきまはりければ」〈十訓抄・一〉
かい‐たく【開拓】
[名](スル) 1 山林・原野などを切り開いて田畑や居住地・道路をつくること。開墾。「荒野を—する」 2 新しい分野・領域・進路などを切り開くこと。「販路を—する」
かいたく‐し【開拓使】
明治2年(1869)、北海道・サハリン(樺太)の開拓のために設けられた機関。米国人ケプロンほか多数の外国人の指導で各種の開発事業を行った。明治15年(1882)廃止。
かいたくしかんゆうぶつはらいさげ‐じけん【開拓使官有物払い下げ事件】
明治14年(1881)、北海道開拓使長官の黒田清隆が、1400万円余を投じて得た船舶・鉱山などの官有物を、同郷の薩摩の政商五代友厚らの関西貿易商会に38万円余、無利子30年賦で払い下げようとして...
かいたく‐しゃ【開拓者】
1 山野の開拓にたずさわる人。 2 新しい領域を切り開く人。「現代音楽の—」
かいたく‐だん【開拓団】
1 未開発の土地に入植してその土地の開拓を組織的に行う農業移民団。 2 ⇒満蒙(まんもう)開拓団
かい‐た・す【買(い)足す】
[動サ五(四)]足りない分を買って補う。現在あるものをさらに買って増やす。「不足分は—・してください」
かい‐たた・く【買い叩く】
[動カ五(四)]不当に値引きさせて買う。売る側の事情につけいって、ふつうでは考えられないほど安く値切って買う。「足もとを見て—・く」
かい‐たつ【回達】
[名](スル)《「かいだつ」とも》次々に送り届けること。順送りに回して知らせること。「両院の普く—すること三回に及て」〈村田文夫・西洋聞見録〉
かい‐た・つ【飼ひ立つ】
[動タ下二]幼時より養い育てる。また、動物などを飼い育てる。「ひよひよより御所に御手ならさせおはしまして—・てられしいみじさばかりにてこそ侍れ」〈弁内侍日記〉