こうざんぎょううん【黄山暁雲】
日本画家、東山魁夷が描いた障壁画。唐招提寺御影堂(みえいどう)の桜の間を飾る。中国の代表的景勝地、黄山の谷間にかかる雲を墨一色で描いたもの。昭和55年(1980)に「揚州薫風」「桂林月宵」ととも...
こう‐こう【耿耿】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 光が明るく輝くさま。「洋灯(ランプ)が—と輝いて居る」〈独歩・忘れえぬ人々〉 2 気にかかることがあって、心が安らかでないさま。「転(うた)た—と神(しん)す...
こう‐こん【黄昏】
1 日の暮れかかること。夕暮れ。たそがれ。「到着せしは—の頃なりしが」〈福田英子・妾の半生涯〉 2 戌(いぬ)の刻。〈下学集〉
こっこ‐ふたん【国庫負担】
地方公共団体が行う事務・事業にかかる経費の一部または全部を国が負担すること。
こというし‐の【特牛の】
[枕]特牛が租米を屯倉(みやけ)に運ぶところから、地名の「みやけ(三宅)」にかかる。「—三宅の潟(かた)にさし向かふ」〈万・一七八〇〉
けし‐ずみ【消し炭】
1 まきや炭の火を途中で消して作った軟質の炭。火つきがよいので火種に用いる。《季 冬》「—に薄雪かかる垣根かな/召波」 2 引き手茶屋の若い衆。いつでもすぐ起きるところからの称という。「廊下を通...
ころもで‐を【衣手を】
[枕]衣を砧(きぬた)で打つ意から、「うち」にかかる。「—打廻(うちみ)の里にある我を」〈万・五八九〉
ころし‐もんく【殺し文句】
相手の気持ちを強くひきつける巧みな言葉。男女間で用いたのが始まり。「—にころっとひっかかる」
ころもで‐の【衣手の】
[枕]袖に関する「手(た)」「真袖(まそで)」「ひるがえる」などの意から、「た」「ま」「わく」「かへる」「なぎ」などにかかる。「—田上山(たなかみやま)の真木さく檜(ひ)の嬬手(つまで)を」〈万...
これ‐だけ【此れ丈/是丈】
(副詞的にも用いる) 1 特定の、この物事。このことだけ。このものだけ。「—は忘れるな」「二冊のうち—読んだ」 2 この程度・分量・範囲。これくらい。これほど。「—の費用がかかる」「することが—...