せんだい‐つうほう【仙台通宝】
仙台藩が、天明4〜8年(1784〜1788)の期間、江戸幕府の許可を得て石巻で鋳造し、領内に限定して流布させた撫角(なでかく)形の鉄銭。
せんどう‐おん【顫動音】
流れ出る呼気によって調音器官を細かくふるわせるようにして出す音。巻き舌で発音するラ行の子音など。震え音(おん)。
せん‐ぽう【旋法】
《mode/(ラテン)modus》音階を、その主音の位置や音程関係の相異などにより細かく分類した音列。教会旋法、中国・日本の律旋法・呂旋法、インドのラーガなどがある。
せん‐ぴつ【染筆】
[名](スル)筆に墨汁などを含ませること。書画をかくこと。揮毫(きごう)。潤筆。
せっか‐せっこう【雪花石膏】
細かい結晶が集まってできた白色半透明の塊状の石膏。軟らかくて粘りが強い。彫刻材にする。アラバスター。
せちぶん‐たがえ【節分違へ】
平安時代の風習で、節分の日に行う方違(かたたが)え。「—などして夜ふかく帰る」〈枕・二九八〉
スモア【s'mores】
《some moreの短縮形で「もう少し(食べたくなる)」の意》焼いて柔らかくなったマシュマロとチョコレートを、全粒粉のクラッカーで挟んだ菓子。
すん‐ずん【寸寸】
[副]《「ずんずん」とも》物を細かく切るさま。ずたずた。「書いた所は—に引き裂いて屑籠(くずかご)へ投げ込んだ」〈漱石・こゝろ〉
すん‐れつ【寸裂】
[名](スル)ずたずたに裂くこと。また、細かく裂けること。「廷中に背立して、帝に対(むか)わず、正言して屈せず、遂に—せられる」〈露伴・運命〉
すんぱ‐もの【寸端物】
武士が佩用(はいよう)した刃渡り2尺(約60.6センチ)以上の刀に対し、それよりも短い刀。近世、商人・侠客(きょうかく)などが用いた。