かけ‐ぞり【掛(け)反り】
相撲のきまり手の一。頭を相手の脇に入れて組み、一方の足を外側から掛け、切り返すようにして相手を横に反り倒す。
かけたか‐の‐とり【かけたかの鳥】
《鳴き声を「てっぺんかけたか」「ほぞんかけたか」と聞きなしたところから》ホトトギスの別名。
かけ‐タバコ【懸(け)タバコ】
採取したタバコの葉を縄に挟んで屋内や軒先につるし、乾燥させること。また、その葉。《季 秋》「事繁く臼踏む軒や—/太祇」
かけ‐だい【掛け鯛/懸け鯛】
1 昔の正月の飾り物。2匹の塩鯛をわら縄で結び合わせ、かまどの上や門松などに掛けたもの。小鯛を用いたので「掛け小鯛」とも。《季 新年》「—の影や柄杓(ひしゃく)のささら浪/紅葉」 2 祝儀の飾り...
かけ‐だいきん【掛(け)代金】
掛け売り品の代金。
かけ‐だおれ【掛(け)倒れ】
1 掛け代金が回収できず、損をすること。 2 費用ばかりかかって、収益のないこと。「宣伝費の—に終わる」 3 掛け金を掛けるばかりで、受け取る金がなく損をすること。
かけ‐だし【掛(け)出し】
1 建物の一部を突き出して造ること。また、その部分。「—舞台」 2 両替をするとき、客に渡す金銀の目方をごまかして実際より多めに読むこと。また、それによって得る利益。〈日葡〉⇔掛け込み。
かけ‐だし【駆(け)出し/駈け出し】
《山伏が修行を終えて山を下りることの意の「駆け出(で)」から。修行を終えたばかりの意》その物事を始めたばかりで未熟なこと。また、その人。新米(しんまい)。「—の記者」
かけだし‐もの【駆(け)出し者】
1 未熟な者。初心者。 2 田舎から都会へ出てきた者。〈和英語林集成〉
かけ‐だ・す【掛(け)出す/懸(け)出す】
[動サ五(四)] 1 桟敷・縁など、建物の一部を本体から突き出して造る。「池へ—・した濡れ縁」 2 両替をするとき、客に渡す金銀の目方をごまかして実際より多く読む。「両替が手前にある物を—・して...