面(おもて)置(お)・く
顔向けをする。多く「面置かむ方(かた)なし」の形で、恥ずかしくて顔向けができない意に用いる。「—・かむ方なくぞおぼえ給ふや」〈源・真木柱〉
終(お)わりを全(まっと)う・する
最後まできちんとやり遂げて、恥ずかしくないようにする。
かい‐きょう【懐郷】
故郷をなつかしく思うこと。望郷。「—の情にひたる」
かい‐きゅう【懐旧】
昔のことを、なつかしく思い出すこと。懐古。「—の念」「—談」
おん【御】
[接頭]《「おおん」の音変化》名詞に付いて、尊敬(相手への尊敬を含む)の意を表す。「お」よりも敬意が強く、やや改まった場合に用いられる。「—身」「—礼」 [補説]中古の「御」は「おおん」と読むの...
しょう‐し【笑止】
[名・形動]《「勝事」からか》 1 ばかばかしいこと。おかしいこと。また、そのさま。「—の至り」「—の沙汰」「—なことを言う」 2 気の毒に思うこと。また、そのさま。「老の歩みの見る目—に」〈露...
じれ‐こ・む【焦れ込む】
[動マ五(四)]ひどくいらだってくる。もどかしくてじれてくる。「要領の得ない話に—・む」
よし‐づ・く【由付く】
[動カ四]趣がある。風情がある。由緒ありげである。「いと—・きてをかしくいますかりければ」〈大和・一四二〉
へい‐い【平夷】
[名・形動]平らであること。複雑でないこと。むずかしくないこと。また、そのさま。「—ノ文書」〈和英語林集成〉 「山水の—なる者を以て我朝の景象とし」〈絵事鄙言〉
ふん‐ぱん【噴飯】
[名](スル)《おかしくて、食べかけの飯をこらえきれずに噴き出す意から》がまんできずに笑ってしまうこと。「彼の弁解は—ものだ」→噴飯物[補説]「貫一は覚えず—せんと為つつ」〈紅葉・続々金色夜叉〉