かた‐ぐち【肩口】
《「かたくち」とも》肩先のこと。
かたくち‐いわし【片口鰯】
ニシン目カタクチイワシ科の海水魚。全長約15センチ。背部は暗青色、腹部は銀白色。沿岸の表層を回遊し、太平洋沿岸の各地で漁獲。ごまめ・煮干しの材料。ひしこいわし。しこ。せぐろいわし。《季 秋》
かた‐くな【頑な】
[形動][文][ナリ] 1 意地を張って自分の主張や態度を変えないさま。頑固。「—に拒みつづける」「—な態度」 2 見苦しく劣っているさま。愚かで下品なさま。「翁(おきな)、門をえ開けやらねば、...
難(かた)くな・い
難しくない。容易である。「想像するに—・い」
かたくな・し【頑なし】
[形シク] 1 意地っ張りである。「いとど痴(をこ)に—・しき入道の心ばへも」〈源・明石〉 2 物わかりが悪い。「心をやりて言ふも、—・しく見ゆ」〈源・須磨〉 3 不体裁である。無骨で見苦しい。...
かたくな‐わ・し【頑なはし】
[形シク]「頑(かたく)なし」に同じ。「今までは—・しきところもおはしまさず」〈義経記・七〉
固(かた)くな・る
緊張しすぎて、動作や発言などが不自然になる。「試験官の前で—・る」
かたくのひと【火宅の人】
檀一雄の小説。「新潮」誌上で昭和30年(1955)より20年にわたり断続的に連載。流浪の作家と彼をとりまく女性たちを描く。昭和61年(1986)、深作欣二監督・脚本により映画化され、第10回日本...
かた‐くま【肩くま】
《「かたこま(肩駒)」の音変化という》「肩車1」に同じ。「—にのせたる娘も」〈浮・一代男・八〉
かたくら‐かねたろう【片倉兼太郎】
[1850〜1917]事業家。長野の生まれ。製糸業を始め、明治28年(1895)片倉組を設立し、片倉財閥の基礎を築いた。