からさき【唐崎/辛崎】
滋賀県大津市北西部、琵琶湖岸の地名。唐崎神社があり、近江八景の一つ、唐崎の夜雨で知られる。[歌枕]「ささなみの志賀の—幸(さき)くあれど大宮人の船待ちかねつ」〈万・三〇〉
から‐ざけ【乾鮭】
サケの腹を裂いてはらわたを取り除き、塩を振らずに陰干しにした食品。《季 冬》「—も敲(たた)けば鳴るぞなむあみだ/一茶」
からさで‐まつり【からさで祭/神等去出祭】
陰暦10月、出雲に集まった全国の神々をそれぞれの国に送り返す神事。島根県松江市の佐太神社では11月25日に、出雲大社では11月27日に行う。《季 冬》
から‐さわ【涸沢】
水が干上ってしまった沢。
から‐さわぎ【空騒ぎ】
[名](スル)たいしたことではないのに、やたらに騒ぎたてること。また、騒いだわりに実りのないこと。「マスコミの—に終わる」
からさわ‐やま【唐沢山】
栃木県南西部、佐野市にある山。標高230メートル。藤原秀郷(ふじわらのひでさと)の居城があった。
からさわやま‐じんじゃ【唐沢山神社】
唐沢山にある神社。旧別格官幣社。祭神は藤原秀郷。
から‐さんがい【唐三界】
はるかに遠い唐の地。唐くんだり。「いつの便宜(びんぎ)に—」〈浄・国性爺〉