ぜん‐こう【前港】
1 大船の接岸できない河港で、河口または海岸にある大船用の港。 2 陸地へ深く入り込んだ港で、外海に近い区域。
善人(ぜんにん)猶以(なおも)て往生(おうじょう)を遂(と)ぐ況(いわ)んや悪人(あくにん)をや
《親鸞「歎異抄」から》他力をたのみとしない善人でさえ往生できる。ましてや、悪業に苦しみ、ひたすら他力をたのむ悪人が往生できないわけがない。
そ【素】
1 染めてない絹。白絹。 2 数学で、二つの数・式の一方がそれぞれ他で整除できない関係にあること。
そう‐おん【噪音】
1 振動が不規則で、振動時間がきわめて短く、音の高さが特定できない音。非楽音。 2 「騒音」に同じ。
そうぞうてき‐しんか【創造的進化】
《(フランス)L'évolution créatrice》ベルクソンの主著(1907年刊)の表題であるとともに、その哲学の根本概念。生命は、因果的、目的的な活動ではなく、予測できないような飛躍に...
そうほ‐せい【相補性】
1 量子力学的現象を記述するために、ボーアが提唱した概念。電子の位置と速さ、光の粒子性と波動性のように、不確定性原理から二つの量が同時に測定できない関係にある現象を互いに相補的であるといい、この...
叢蘭(そうらん)茂(しげ)らんと欲(ほっ)し秋風(しゅうふう)之(これ)を敗(やぶ)る
《「帝範」去讒から》芳香を放つ蘭の群生が繁茂しようとするが、冷たい秋風が枯らしてしまう。小人のさまたげによって、りっぱな人が力を発揮できないことのたとえ。
そきゅう‐ぜんそう【遡及全喪】
厚生年金記録の改竄(かいざん)手法の一。会社が存続していて従業員が保険料を支払い続けているにもかかわらず、事業主が会社を清算したと偽り、期間を遡って厚生年金保険から脱退し、従業員の被保険者資格を...
そく【即】
[名]仏語。二つのものが互いに表裏の関係にあって分離できない状態。
[副]ただちに。すなわち。「言われたら—実行する」
[接]前者と後者とが同じであることを表す語。とりもなおさず。すなわち...
そくばく‐でんし【束縛電子】
物質中の原子や分子に束縛されて自由に移動できない状態の電子。