きょう‐らん【狂乱】
[名](スル) 1 心が狂い乱れて、異常な言動をすること。「嫉妬で—する」「半—」 2 物事の状態が、はなはだしく異常になること。「地価—」 3 「狂乱物(もの)」の略。
きょう‐らん【狂瀾】
1 荒れ狂う大波。 2 物事が狂い乱れている状態。「時代の—に身をまかせる」
きょう‐らん【供覧】
[名](スル)多くの人が見られるようにすること。「—に付す」「作品を—する」
きょうらん‐どとう【狂瀾怒濤】
怒り狂う荒波。転じて、物事の秩序がひどく乱れた状態をいう。
きょうらんのオルランド【狂乱のオルランド】
《原題、(イタリア)Orlando furioso》イタリアの詩人、アリオストによる長編の騎士道物語詩。ボイアルドによる未完の長編叙事詩「恋するオルランド」の続編として書かれた。初版は1516年...
きょうらん‐ぶっか【狂乱物価】
昭和49年(1974)に日本で起こった物価の異常な高騰のこと。田中角栄内閣の列島改造政策による地価・物価の高騰、賃金の上昇、金融緩和による過剰流動性に加え、第一次オイルショックによる原油価格の高...
きょうらん‐もの【狂乱物】
能・狂言や歌舞伎舞踊で、狂乱した人物の所作を主題にした作品。能の「三井寺」「隅田川」、狂言の「金岡」「枕物狂」、歌舞伎舞踊の「お夏狂乱」「保名(やすな)」など。
狂瀾(きょうらん)を既倒(きとう)に廻(めぐ)らす
《韓愈「進学解」から》崩れかけた大波を、もと来た方へ押し返す。形勢がすっかり悪くなったのを、再びもとに返すたとえ。回瀾(かいらん)を既倒に反(かえ)す。
きょう‐り【胸裏/胸裡】
胸のうち。心の中。胸中。「—に思いを秘める」
きょう‐り【教理】
ある宗教・宗派が真理とする教えの体系。宗教上の道理。教義。